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ハイドロキノン療法

メラニンの生成を抑える「肌の美白剤」

ハイドロキノンは強力な漂白作用のある外用剤(ぬり薬)です。しみの原因となるメラニン色素の働きを抑えて今あるしみを改善するだけでなく、これから先のしみ予防にも効果を発揮します。

監修者情報

白水 翼
福岡院医師/統括院長
"整形"には抵抗感があるけれど今よりもっとキレイになりたい。年齢を重ねて増えてきたシミやシワを減らしていつまでも若々しくいたい。美容皮膚科はメスを使わず、より自然に美しくなることを専門にした医療です。誰もが持つ悩みを一緒に解決していきましょう!明るく前向きな生き方を目指して治療をご提案していきます!
経歴
2010年
広島大学医学部医学科卒業。
佐賀県病好生館・九州大学病院・JCHO九州病院・福岡赤十字病院・北九州市立医療センター・大分県立病院・九州医療センターにて勤務
2020年
美容皮膚科エルムクリニック福岡院勤務
所属/資格
日本美容皮膚科学会
ジュビダームビスタ認定医
ボトックスビスタ認定医
化粧品成分検定1級
プロフィールページ

「ハイドロキノンとは?」

ハイドロキノンは強力な美白作用を持つことから、「肌の美白剤」とも言われています。しみの原因となるメラニン色素の働きを抑えてしみを薄くしたり、なくしたりする効果が期待できます。また、今あるしみを改善するだけでなく、これから先のしみを予防する効果もあります。


ハイドロキノンで改善が見込める効果・症状

ハイドロキノンの作用メカニズム

ハイドロキノンは、メラニンの生成を抑制することで知られ、肌の色素沈着に対する有効な治療薬の一つとして、長年にわたり皮膚科で用いられています。メラニンは肌の色を決定する主要な要素であり、過剰に生成されるとシミやそばかすなどの色素沈着の原因となります。ハイドロキノンは、メラニンを生成する過程で重要な役割を果たす酵素「チロシナーゼ」の活動を阻害することにより、メラニンの生成を抑え、既存の色素沈着の改善を促します。

ハイドロキノンに期待できる効果

  • シミの軽減

    ハイドロキノンは、メラニンの生成を抑制し、既存のメラニンを減少させることでシミを軽減します。特に老人性色素斑(※1)、炎症性色素沈着(※2)、肝斑(※3)などのシミに有効です。

    ※1. 長年にわたる紫外線の影響で顔などに現れるシミ。
    ※2. ニキビや傷が治った後に残る色素沈着。
    ※3. 主に女性の頬に現れる、不規則な形のシミ。

  • ニキビ跡(赤み)色素沈着

    ニキビ跡に残る赤みや茶色い斑点も、ハイドロキノンのターゲットです。ニキビが治った後に肌に残る色素沈着は、見た目にも影響を与え、肌のトーンを不均一にします。ハイドロキノンはこれらの不均一な色調を改善し、肌の全体的な明るさを取り戻すのに寄与します。


ハイドロキノンの処方は医療機関が望ましい

ハイドロキノンは適切な濃度と使用、保管が重要

日本では2001年に医薬品としての使用が解禁され、以来、多くの医療機関でも処方されていますが、ハイドロキノンを使用する際には、適切な濃度と使用方法、定期的な肌のチェック、副作用に対する正しい対処、紫外線対策などが不可欠です。また、ハイドロキノンは光や熱に敏感で、長期間の保管には適していません。そのため、冷蔵保存することが推奨されており、使用期限を守ることが大切です。

市販品と医療機関での処方品の違い

現在はドラッグストアなどの薬局、Amazonなどの通販を利用して購入できる市販品のハイドロキノン製品も存在しますが、その濃度は医療機関で処方されるものと比較して低いか、または不確定です。高濃度のハイドロキノンを不適切に使用した場合、炎症や白斑などの副作用を引き起こすリスクがあります。反面、濃度が低すぎると、望ましい効果を得ることができない可能性があります。

クリニックでの処方の推奨される

これらのリスクを避け、ハイドロキノンの最大の効果を得るためには、医療機関での処方が推奨されます。専門医の診察を受け、肌の状態やニーズに合わせた適切な濃度と使用方法の指導を受けることが、安全かつ効果的な使用につながります。

ハイドロキノンの働き

  • メラニンの生成を抑制

    お肌のターンオーバーを促進して皮膚の古い角質をはがしていきます。

  • しみを根本から改善

    メラノサイト(メラニン色素を作っている細胞)の数を減少させます。

  • しみの改善と予防

    今あるしみを改善すると同時に、これから出来るしみを予防します。

ハイドロキノンによる副作用

ハイドロキノンは、シミやニキビ跡などの色素沈着に対して高い美白効果を発揮することで知られていますが、使用には注意が必要な成分です。ここでは、特に注意が必要な「肌の赤み・炎症」と「白斑」という二つの副作用に焦点を当てて解説します。

肌の赤み・炎症

ハイドロキノンを使用した後に、肌に赤みや炎症を感じることがあります。これは、ハイドロキノンが肌の敏感な部分に反応し、刺激を与えている可能性があります。赤みや炎症は、使用を開始した直後や、肌がハイドロキノンに慣れていない場合によく見られます。

対処法

  • 使用量を減らす、または使用頻度を下げることで肌への負担を軽減します。
  • 肌に赤みや炎症が見られる場合は、使用を一時停止し、肌の状態が改善するまで待ちます。
  • 強い刺激を感じた場合は、すぐに使用を中止し、医師に相談することが重要です。

白斑

ハイドロキノンの使用により、肌に白斑が現れることがあります。これは、ハイドロキノンが皮膚のメラニン産生を抑制し過ぎることにより、正常な肌色よりも明るい部分が現れる現象です。長期間の使用や高濃度のハイドロキノンを使用することで、このリスクが高まると考えられています。

対処法

  • 白斑が現れた場合は、直ちにハイドロキノンの使用を中止し、医師の診断を受けることが重要です。
  • 予防策としては、ハイドロキノンを使用する際には、低濃度から始め、肌の反応を見ながら徐々に慣らしていくことが勧められます。

ハイドロキノンの使用方法

用意するもの

  • ハイドロキノン
  • At. TAピュアスキンローション
  • その他(日焼け止め・マスクシート)

使用方法の例(シミのケース)


  • 洗顔

    洗顔をする時は、たっぷりの泡でやさしく洗いましょう。肌をゴシゴシ擦ると色素沈着の原因になります。

  • At. TAピュアスキンローションを塗る

    顔全体にAt. TAピュアスキンローションを塗ります。市販のマスクシートや家庭用イオン導入器を使用すると、より肌に浸透しやすくなるのでおすすめです。

    At. TAピュアスキンローション
  • ハイドロキノンを塗る

    しみが出来ている部分をカバーするようにハイドロキノンを塗ります。出来るだけ薄く広い範囲に塗りましょう。肌にすり込むのではなく、円を描くように塗るのがポイントです。その後は、普段お使いの乳液やクリーム等でしっかりと保湿を行いましょう。

  • 朝は必ず日焼け止めを塗りましょう

    ハイドロキノンを塗った部分の肌は、普段より紫外線の影響を受けやすくなっています。外出時には必ず日焼け止め(SPF20以上、PA+以上)を塗りましょう。室内や車内でも忘れずに塗っておきましょう。

治療の経過

  • 施術から一週間程度で赤みやかさつきが現れます。
  • 更に数日が経過すると、赤くなった部分の周辺の皮膚もはがれてきます。
  • 皮膚の赤みは、約2~3週間程度で落ち着いてきます。
  • ハイドロキノンは冷蔵庫で保管して一ヶ月で使いきってください。一ヵ月後に再び受診して頂き、患者さまの肌の状態などを確認した上で調合を行い、新たに処方いたします。

*ハイドロキノンは当院で独自の調合を行っております。長期保存が効きませんので必ず一ヶ月以内に使用し、それ以後はご自宅で破棄してください。
*<副作用>まれにかぶれ、皮膚への刺激が起こることがあります。数人に一人はハイドロキノンのアレルギーで使用ができません。赤みや刺激、腫れ、かゆみ、アレルギー症状、色素沈着、色抜け、乾燥等の疑いがある場合はすぐに使用を中止して受診してください。

HQスノースキンセラム

シミ・くすみに
  • ハイドロキノン
  • 美白乳液

11,000円(税込)

ハイドロキノン4%配合

ハイドロキノン4%配合の乳液です。塗布時の白浮きをしないようにしてあり、トレチノイン併用下でアレルギーを誘発するような成分も極力抜いてあります。空気に触れない構造の特殊な容器で安心してご使用いただけます。

ハイドロキノンの料金

外用薬

美白剤

(税込)
メニュー 通常料金 キャンペーン料金 パック料金
ハイドロキノン 5%(5g)【福岡院・表参道院・麻布院】 5,500円

お支払い方法について

ご自身に合ったお支払い方法をお選びいただけます。
各種併用が可能です。

  • 現金一括
  • クレジット
  • 医療ローン(3~60回払い・年率 8.4%)

未成年の患者さまへ

未成年の方は「親権者同意書」が必要となります。事前にダウンロード後、記入しご持参いただくか、ご両親どちらかとご同伴でお願いいたします。

監修者情報(全体監修・施術監修・コラム監修)

菊池 寛
福岡院院長/総院長
はじめまして、福岡院院長の菊池寛です。 美容医療で最も重要なことは“患者さまの満足”です。一人ひとりのお悩みに合わせて効果の高い治療をできる限り負担が少ない形で行うこと、居心地が良く通いやすい雰囲気のクリニック作りに励んでいくことが、患者さまの満足につながると考えております。 美容クリニックが初めてという方も安心してご来院ください。また、カウンセリングの際にはどのようなことでも遠慮なくお聞きください。
経歴
2008年
広島大学医学部医学科卒業千葉大学医学部付属病院、同関連病院にて勤務
2013年
美容皮膚科エルムクリニック福岡院 開院
所属/資格
日本美容皮膚科学会
ジュビダームビスタ認定医
ボトックスビスタ認定医
化粧品成分検定1級
プロフィールページ

医療広告ガイドラインについて

ホームページの見直し・改善

エルムクリニックでは、医師監修のもと「医療広告ガイドライン」に従い、以下の2点についてホームページの見直し・改善を適宜行っております。
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詳しくは下記ページにてご確認ください。患者様にはご不便をおかけいたしますが、ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。
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