眉毛が生えてこない原因と対処法とは？生やすコツや自身でできるケア方法を解説

眉毛は不適切な自己処理や手入れ不足、成長サイクルの乱れなどにより、生えてこなくなることがあります。

「毎朝のメイクに時間がかかる」「素顔に自信が持てない」など、眉毛が生えてこないことで悩んでいる方も多いでしょう。

顔のなかでも眉毛は印象を大きく左右するパーツのため、どうにかして生やしたいと思うのは自然なことです。

そこで本記事では、眉毛が生えてこない原因と対処法について解説します。

自宅で可能なセルフケア方法も紹介するので、眉毛が生えてこないと悩んでいる方はぜひチェックしてみてください。

眉毛が生えてこない5つの原因

眉毛が生えてこない原因には、さまざまなものが考えられます。

たとえば間違った自己処理をしていたり、毎日のメイクオフが甘かったりなど、原因は多岐にわたります。

眉毛を生やすためには、まず原因を特定しましょう。

ここからは眉毛が生えてこない原因を5つ紹介するので、思い当たる部分がないかチェックしてみてください。

遺伝的に眉毛が薄い

両親の眉毛が薄い場合、子どもも薄い眉毛を持つケースが多いとされています。

そのため生まれつき眉毛が薄い方は、遺伝で両親から受け継いでいる可能性があるでしょう。

また両親ではなく、祖父母から眉毛の薄さを受け継いでいるケースもあります。

遺伝が原因の場合、もともとの眉毛よりも濃くするのは難しいため、メイクやアートメイクなどが有効な選択肢となります。

間違った自己処理をしている

眉毛が生えてこない原因として、間違った自己処理も挙げられます。

不適切な自己処理として多いのは、毛抜きによる眉毛の抜きすぎです。

眉毛を抜きすぎると、毛のもとになる毛母細胞がダメージを受けて機能しなくなります。

結果的に眉毛に十分な栄養が届かなくなり、その部分から眉毛が生えてこなくなる仕組みです。

そのため眉毛を整える際は、カミソリや電気シェーバーなどで剃ることをおすすめします。

メイクオフできていない

眉毛が生えてこなくなった場合、きちんとメイクを落としきれていない可能性があります。

アイブロウペンシルやパウダー、眉マスカラなどが残った状態で過ごしていると、毛穴にメイク汚れが溜まるため、眉毛が生えにくくなります。

メイク汚れの蓄積は毛穴が炎症を起こし、肌トラブルの原因にもなるため、アイブロウメイクは丁寧に落とすように心がけましょう。

眉毛部分にダメージがある

眉毛部分に怪我や火傷がある場合、ダメージが毛母細胞にまで及んでいることが考えられます。

毛母細胞が破壊され、毛根が死滅してしまうと、再びダメージを受けた部分に眉毛が生えてくることはありません。

しかし毛母細胞が破壊されておらず、働きが鈍っているのみであれば、生活習慣の改善や育毛剤などで活動を促すこともできます。

成長サイクルが乱れている

毛の成長サイクル（毛周期）が乱れていると、眉毛が生えにくくなります。

通常、毛は成長初期、成長期、退行期、休止期の4つの時期を繰り返し、生え変わることが特徴です。

しかし毛周期が乱れると、新しい眉毛が生成される成長初期と成長期が短くなり、反対に休止期が長くなります。

休止期が長くなると眉毛が生えにくくなるほか、伸びない原因となることから注意が必要です。

毛周期は喫煙や過度な飲酒、運動不足、偏った食生活、睡眠不足などで乱れるため、生活習慣を見直すことが重要となります。

眉毛が生えていない場所に生やせる？

いくらセルフケアに励んでも、眉毛が生えていない場所に新しく生やすことはできません。

また眉毛がなかなか生えてこない、すぐに抜けてしまうなどの方は、病気が原因とも考えられます。

ここからは、眉毛が生えていない場所に新しく生やせない理由、眉毛が生えない病気について解説します。

元々ない場所には生やせない

もともと毛がない場所に、新しく眉毛を生やすことはできません。

なぜなら眉毛がもともと生えていない場所は、毛をつくる毛包が少ない、または未発達であることが考えられるためです。

生活習慣を見直したり、育毛剤を使用したりしても、もともと毛がない場所に新しく眉毛を生やすのは不可能といえます。

しかし、もともと眉毛が生えていたものの、抜きすぎにより生えなくなった場合は、自己処理方法の改善により新しく生えてくる可能性があります。

眉毛が生えない病気もある

眉毛がなかなか生えてこない、すぐに抜けてしまうなどの方は、病気が原因とも考えられます。

眉毛が生えてこない病気として挙げられるのは、眉毛脱毛症です。

眉毛脱毛症は円形脱毛症の一種であり、眉毛の一部が薄くなる、部分的に抜けるなどの症状が現れる病気です。

早期治療が重要であるため、眉毛が片方のみ抜けたり、脱毛範囲が徐々に広くなったりなどの気になる症状がある場合は、医療機関を受診しましょう。

生えてこない眉毛を生やす4つの方法

眉毛が生えてこない原因が遺伝や病気などの場合を除き、セルフケアにより毛の成長を促すことも可能です。

たとえば食事やマッサージ、育毛剤の使用、ストレス解消など、生活習慣を見直すことで眉毛が生えてくる可能性があります。

ここからは眉毛を生やす4つのコツを紹介するので、ぜひ実践してみてください。

必要な栄養を摂取する

眉毛を生やすためには、毛の成長に必要な栄養素を摂ることが大切です。

毛の成長を助ける栄養素として、主に次のようなものが挙げられます。

• たんぱく質
• ビタミンB群
• 亜鉛
• 鉄

たんぱく質は毛髪のほか、爪や皮膚なども構成する栄養素であり、肉や魚、卵などに多く含まれています。

亜鉛はたんぱく質を作るのに役立つうえ、抜け毛を防止する働きもあるため、積極的に摂りたい栄養素です。

ビタミンB群は毛の成長をサポートするほか、頭皮環境を清潔に保つ役割があります。

また鉄分は健康な毛を作る材料となるため、レバーやカツオ、ほうれん草などから取り入れることをおすすめします。

いずれの栄養素も毛の成長を促す働きがあることから、毎日の食事で積極的に摂取しましょう。

目元をマッサージする

眉毛が生えてこない方には、目元のマッサージも効果的です。

マッサージにより目元の血行がよくなると、酸素や栄養素が毛根に届きやすくなるため、眉毛の成長につながります。

眉毛を指の腹でやさしくつまみ、眉頭から眉尻に向かって指をスライドさせましょう。

マッサージする際のポイントは、力を入れすぎずにやさしく動かすことです。

眉毛の育毛剤・美容液でケアする

少しでも早く眉毛を生やしたい方は、育毛剤や美容液の使用もおすすめです。

眉毛の育毛剤は医薬品または医薬部外品に該当し、発毛を促す成分が配合されているため、眉毛の育毛に効果が期待できます。

一方、眉毛の美容液は今ある眉毛にコシやハリを与え、健康に保つ目的で使用する化粧品の一種です。

高い効果を期待する方は医薬品の育毛剤が適していますが、副作用が生じる可能性もあるので、不安な方は美容液からはじめてみることをおすすめします。

ストレスを解消する

眉毛を生やすためには、ストレスを解消させることも大切です。

過度にストレスがたまると自律神経のバランスが乱れ、血管が収縮し、毛に十分な栄養が行き届かなくなります。

ストレスは毛の成長に悪影響を及ぼすことから、溜め込まないように注意しましょう。

音楽や読書、運動などの趣味を見つけ、ストレスを発散するよう心がけてみてください。

それでも眉毛が生えてこないときの対処法

前述のとおり生活習慣の見直しは、眉毛を生やすうえで必要な取り組みです。

とはいえ劇的な効果は期待できないため、生活習慣を意識しても満足のいく結果にならない可能性があります。

なかなか眉毛が生えてこないときは、次の対処法を試してみましょう。

• メイクで眉毛を描く
• エクステ
• 眉毛サロンで相談
• アートメイク施術

ここからは、生活習慣を意識しても眉毛が生えてこないときの対処法について解説します。

メイクで眉毛を描く

外出時のみ眉毛をボリュームアップさせたい方は、メイクでカバーしましょう。

メイクであれば、気分や流行に合わせて眉毛のデザインを変えられます。

眉毛が全体的に薄い方は、アイブロウペンシルで毛並みを一本一本描き、隙間をパウダーで埋める方法がおすすめです。

部分的に薄い方はアイブロウペンシルのみで済む場合もあるため、眉毛に合わせてメイクしてみてください。

エクステを付ける

眉毛のボリュームを増やしたい方には、眉毛エクステをおすすめします。

眉毛エクステとは、眉毛に人工毛を1本ずつプラスしていく施術のことです。

髪の毛やまつ毛のエクステの眉毛バージョンであり、施術は眉毛サロンで受けられます。

ただし眉毛エクステの持続期間は2週間程度とされているため、こまめな手入れが必要となる点に注意が必要です。

眉毛サロンで相談する

眉毛のケア方法について疑問や不安がある方は、眉毛サロンで相談してみましょう。

眉毛サロンでは眉毛が部分的になかったり、薄かったりすることへの対応、ケア方法などのアドバイスもおこなっています。

プロフェッショナルからアドバイスが受けられるため、眉毛で悩んでいる方は一度相談してみてください。

アートメイク施術を受ける

素顔に自信を持ちたい方、理想の眉毛を長期的にキープしたい方は、アートメイク施術を受けるのも手です。

眉毛アートメイクは医療用のニードルを使用し、皮膚に傷をつけることで色素を入れる施術です。

眉毛が生えてこない部分にも施術できるため、とくに薄い箇所が多い方に適しています。

眉毛アートメイクのメリット・デメリット

前述のとおり眉毛アートメイクは、理想の形を長期間キープできる点が特徴です。

メイクのように水に濡れても消える心配がないため、眉毛が生えてこないと悩んでいる方にとって魅力的な選択肢となります。

しかし眉毛アートメイクに興味があるものの、仕上がりや痛み、ダウンタイムなどが心配で施術に踏み出せない方も多いでしょう。

そこで、ここからは眉毛アートメイクのメリットとデメリットを紹介します。

眉毛アートメイクが気になる方は、施術を受ける際の判断材料にしてみてください。

メリット

眉毛アートメイクのメリットは、次のとおりです。

• 理想の眉毛を長期間キープ可能
• メイク時間の短縮
• 素顔に自信が持てる
• 眉毛の左右差の緩和
• 清潔感アップ

眉毛アートメイクの持続期間は2～3年程度とされており、理想の眉毛を長期間キープできる点が大きなメリットです。

また毎朝のメイク時間が短縮されるうえ、素顔に自信が持てるなどのメリットもあります。

眉毛が生えてこないと悩んでいる方にとって、アートメイク施術は魅力的な選択肢といえるでしょう。

デメリット

眉毛アートメイクのデメリットは、次のとおりです。

• 定期的なリタッチが必要
• 肌トラブルのリスク
• ダウンタイムが伴う
• 簡単には消せない

眉毛アートメイクの色素は肌のターンオーバーとともに薄くなるので、永久的に残るわけではありません。

理想的な状態で保ちたい場合は、定期的なリタッチが必要となります。

とはいうものの簡単に消せるわけではないため、デザインや色味は慎重に選ぶ必要があります。

またアートメイク施術には、肌トラブルのリスクやダウンタイムが伴う点にも注意が必要です。

眉毛アートメイクはエルムクリニックがおすすめ

眉毛アートメイク対応のクリニックは数多くあるため、どのようなところに任せるべきか悩むのも無理はありません。

はじめてのアートメイクで不安な方には、エルムクリニックがおすすめです。

エルムクリニックは開業12年以上の美容皮膚科であり、アートメイクの年間症例数は6,943件（2022年度実績）に上ります。

施術はすべて医療従事者が担当するうえ、アフターフォロー体制も充実しているため、はじめてのアートメイクにおすすめのクリニックです。

ここからは、エルムクリニックの眉毛アートメイクがおすすめの理由、料金プランなどを紹介します。

医療従事者による技術の施術

エルムクリニックのアートメイク施術は、医療従事者が担当します。

また施術者は国内外のセミナーを受講しており、日々技術をアップデートしているため、仕上がりにこだわりがある方にもおすすめです。

さらにエルムクリニックでは、衛生管理を徹底していることも特徴です。

器具の滅菌消毒や金属アレルギーに対するパッチテストなど万全を期すことで、感染リスクを抑えています。

アフターフォロー体制も万全

エルムクリニックは施術をしたら終わりではなく、アフターフォロー体制が万全であることも特徴です。

気になることがあれば施術後も相談できるため、アートメイクがはじめての方でも任せやすいでしょう。

また万が一トラブルが起きた場合でも、必要に応じて医師が診察したうえで、薬の処方や施術の追加などを検討します。

開業12年以上の美容皮膚科だからこそ、トラブルが起きても適切かつ迅速な対応が可能です。

施術後の肌の状態が不安な方は、エルムクリニックのアートメイクを検討してみてください。

料金内容

エルムクリニックの眉毛アートメイクは、各院で料金が異なります。

院ごとの料金プランは、次のとおりです。

広島院
眉4D（毛並み + パウダーブロウ）	通常料金：50,000円 2回目以降：40,000円 眉2回セット：80,000円
眉3D（毛並み）	通常料金：50,000円 2回目以降：40,000円 眉2回セット：80,000円
眉パウダーブロウ	通常料金：50,000円 2回目以降：40,000円 眉2回セット：80,000円
眉2D（マシーングラデーション）	通常料金：50,000円 2回目以降：40,000円 眉2回セット：80,000円

福岡院
眉 毛並み	通常料金：59,800円 2回目以降：54,800円
眉 パウダーブロー	通常料金：59,800円 2回目以降：54,800円
眉 毛並み ＋ パウダーブロー	通常料金：69,800円 2回目以降：59,800円

岡山院
眉4D（毛並み＋パウダーブロー）	通常料金：59,800円 2回目以降：49,800円
眉3D（毛並み）	通常料金：59,800円 2回目以降：49,800円
眉パウダーブロー	通常料金：59,800円 2回目以降：49,800円

京都院
眉 毛並み	通常料金：69,800円 2回目以降：49,800円
眉 パウダーブロー	通常料金：69,800円 2回目以降：49,800円
眉 毛並み ＋ パウダーブロー	通常料金：79,800円 2回目以降：59,800円

熊本院
眉	通常料金：50,000円 2回目以降：40,000円

大阪院
眉（両側）	通常料金：69,800円 2回目以降：49,800円

神戸院
眉 毛並み	通常料金：69,800円 2回目以降：59,800円
眉 パウダーブロー	通常料金：69,800円 2回目以降：59,800円
眉 毛並み ＋ パウダーブロー	通常料金：69,800円 2回目以降：59,800円

表参道院
眉 毛並み	通常料金：62,000円 2回目以降：52,000円
眉 パウダーブロー	通常料金：62,000円 2回目以降：52,000円
眉 毛並み ＋ パウダーブロー	通常料金：62,000円 2回目以降：52,000円

麻布院
眉 毛並み	通常料金：60,000円 2回目以降：50,000円
眉 パウダーブロー	通常料金：60,000円 2回目以降：50,000円
眉 毛並み ＋ パウダーブロー	通常料金：60,000円 2回目以降：50,000円

エルムクリニックは初診限定や特定の月限定、モニター制度など、キャンペーンも充実しています。

少しでも施術料金を抑えたい方は、各院のキャンペーンや特典情報を公式サイトからチェックしてみてください。

眉毛に関するよくある質問

最後に、眉毛に関するよくある質問を3つ紹介します。

眉毛に関して疑問や不安がある方は、ぜひチェックしてみてください。

生え変わるまでの期間は？

眉毛がすべて生え変わるまでの期間は、約5か月が目安とされています。

生え変わるまでの期間の内訳は次のとおりです。

サイクル	期間
成長期、成長初期	1～2か月程度
退行期	2～3週間程度
休止期	3か月程度

眉毛が生え変わるサイクルは、成長初期、成長期、退行期、休止期の4つの時期で構成されています。

一定の期間成長したあと自然に抜け落ち、再び毛包から新しい眉毛が生えてくるというサイクルを繰り返すことで、生まれ変わる仕組みです。

眉毛を抜いてもよい？

眉毛の処理方法はさまざまありますが、毛を抜くのはおすすめできません。

眉毛を抜き続けると毛周期が乱れ、眉毛が生えてこなくなる可能性があります。

また、皮膚が引っ張られることでまぶたがたるんだり、埋没毛や肌荒れを引き起こしたりするリスクも考えられます。

眉毛を抜くとさまざまな悪影響があるため、カミソリや電気シェーバーで剃る、専用のハサミでカットするなどの方法がおすすめです。

眉毛のデザインにこだわりがある方は、眉毛サロンで形を整えてもらうとよいでしょう。

カラーをしても大丈夫？

カラー剤の使用により、眉毛が生えてこなくなる可能性は低いといえます。

しかしデリケートな肌質の方や、過去にヘアカラーで頭皮に痛みを感じた方の場合、眉毛カラーは避けることをおすすめします。

なぜならカラー剤を塗布することで、眉付近の肌にトラブルが生じる可能性があるからです。

眉毛の色を変えたい場合は、ダメージの少ない眉マスカラを使用するとよいでしょう。

眉マスカラはメイク用品の一種であり、眉毛に塗るのみで簡単に色を付けられるため、皮膚へのダメージが気になる方はぜひ試してみてください。

まとめ

眉毛が生えてこない原因は、不適切な自己処理や手入れ不足、成長サイクルの乱れなどさまざまです。

眉毛を生やすためにはまず原因を特定したうえで、生活習慣を見直す必要があります。

生活習慣を見直しても眉毛が生えてこないときは、メイクやエクステ、眉毛サロンでの相談、アートメイク施術などを検討するのも手です。

とくに眉毛アートメイクは理想の形を長期間キープできるため、眉毛が生えてこないと悩んでいる方にとって魅力的な選択肢となります。

アートメイクを受けようと考えている方には、アフターフォロー体制が万全のエルムクリニックがおすすめです。

エルムクリニックはキャンペーンや特典も充実しています。気になる方はぜひカウンセリングを受けてみてください。